# LayerX.go #5 に参加した

2026-08-27

[LayerX.go #5](https://layerx.connpass.com/event/402006/) に会場で参加しました。
登壇 6 本を聞いたので、各セッションの資料と感想を並べておきます。

## go-spidermonkey で AI エージェントの Code Mode を実装する

登壇者: syumai さん

https://speakerdeck.com/syumai/go-spidermonkey-de-ai-ejento-no-code-mode-o-jissou-suru

Cloudflare が Code Mode[^codemode] で提示した「MCP ツールを直接呼ぶよりコードで書かせた方が良い」というアイデアを、Go + SpiderMonkey で自分の手で組んでみるという試みでした。

ツール呼び出しを LLM に列挙させるより、コードとして生成させて実行環境で走らせる方が精度も速度も出るというのは、普段 Claude Code を使っていても実感しているところです。SpiderMonkey という名前は聞き覚えがあったのですが、Firefox の JS エンジンだったのを久しぶりに思い出しました。

## コンパウンドプロダクト開発のためのローカルプロセスマネージャー再発明

登壇者: izumin5210 さん

https://speakerdeck.com/izumin5210/layerx-go-5

コンパウンドプロダクト[^compound]を開発していくとマイクロサービスが増えて、ローカルで全部立ち上げるのが大変になります。この課題に対して LayerX が試してきたのが、TUI プロセスマネージャ `lxdev`（preset を手で選んで起動）、全 Go サービスを 1 つに詰めた全部入りバイナリ `go-all`（1 行変えても全体の再ビルドで待たされる）、リクエスト到着時にビルドと起動を行うオンデマンド方式 `go-all-plugins`（ただしサービスを跨ぐと下流のビルドが直列に積み上がる、かつ Go 専用）、という 3 世代にわたる試行錯誤でした。

4 世代目の `lxpm` では、`dependsOn` で依存サービスを最初のリクエスト時に**並列**で温めることで直列化のボトルネックを解消し、Go 専用だった前世代と違って Go 以外の言語も扱えるようになっています。

仕上げの部分として、L4 で任意のプロトコルを素通しするので WebSocket や SSE（Server-Sent Events）のような通信もそのまま扱えたり、hot reload をあえて採用せず「AI エージェントが自律的に判断して再起動する」ことを前提にした意図的な設計にしていたりと、AI 駆動開発を織り込んだ設計判断が随所に組み込まれていました。

`go-all` の「1 行変えても全体を再ビルドで待たされる」という辛さは仕事でも（Java ですが）身に覚えがあり、そこから並列オンデマンドに至る進化の流れは非常に納得感がありました。

## go test を速くする

登壇者: sivchari さん

https://speakerdeck.com/sivchari/go-test-o-hayaku-suru

`go test` を速くするための実践的な工夫を紹介する発表でした。「やらないことを増やす」というテーマで、テスト対象を絞ったり `testcache` を効かせたりといった工夫を積み上げた結果、全ジョブが 5 分以内・平均 100 秒短縮という成果に繋がっていました。

扱う言語は違っても、普段の仕事で CI の遅さに悩まされているからこそ、こうした改善が地道なプロファイリングの上に成り立っていることを痛感しました。

## [LT] internal/testlog で遊ぼう

登壇者: rokuosan さん

https://speakerdeck.com/rokuosan/layerx-go-5

Go 標準ライブラリの `internal/testlog` パッケージで遊ぼうという、LT ならではの尖ったテーマでした。LT の 5 分枠[^lt5]なので駆け足でしたが、あとで資料を読んで、`internal/testlog` に自作ロガーを注入するハックの手法に納得しました。

## GopherCon @シアトル に行ってきました

登壇者: logica0419 さん

https://speakerdeck.com/logica0419/gophercon-2026-photo-report

シアトルで開催された GopherCon 2026 に参加してきた報告でした。GopherCon Tour で Boeing の航空博物館に行ったり、テキサススタイルの BBQ を食べたり、名物のクラムチャウダーを味わったり、懇親会で他国の Gopher と一緒にお酒を飲んだりといった現地体験が、写真越しに伝わってきました。TinyGo 周りの話題にも触れられていました。

ちなみに GopherCon Japan 2027[^gcjp] が予定されているそうで、こちらは自分でも参加してみたいです。

## LZMA SDK のデコーダーを Go に移植した

登壇者: orisano さん

https://orisano.hatenablog.com/entry/2026/05/23/150545

C の LZMA SDK のデコーダーを Go に移植したというトークでした。背景に「100 GB を超える巨大な 7z を Go で高速に解凍する」というユースケースがあり、cgo だと cross build が煩雑になるので Pure Go の実装が要る、という筋書きでした。

圧縮アルゴリズム自体は普段触らない領域ですが、100 GB を超える 7z を Go で扱いたいシーンがあるのだと素直に驚きました。

## 全体を通して

開発現場の泥臭い工夫、標準ライブラリの深掘り、海外カンファレンスの空気、C→Go 移植の実務まで、Go を軸に振れ幅の広い 6 本が並んでいて、それぞれの現場でどんな課題と向き合っているのかが見えるのが面白かったです。特に AI 駆動開発を前提にした DX 再設計は、自分でも取り組んでいるテーマなので、興味を持って聞いていました。

GopherCon Japan の存在を知ったので、ぜひ足を運んでみたいです。運営の LayerX さん、登壇者の皆さん、良い会をありがとうございました。

[^compound]: 複数のプロダクトを組み合わせて顧客の課題を横断的に解決するプロダクト群のこと。LayerX は「コンパウンドスタートアップ」を掲げてこの方針でプロダクトを開発している（参考: [コンパウンドスタートアップというLayerXの挑戦｜福島良典 | LayerX](https://comemo.nikkei.com/n/n7332c93f50c7)）。

[^codemode]: [Code Mode: give agents an entire API in 1,000 tokens](https://blog.cloudflare.com/code-mode-mcp/)

[^gcjp]: [GopherCon Japan 2027](https://gophercon.jp/)

[^lt5]: [「LTは5分」とわたしが言い続ける理由 - 941::blog](https://blog.kushii.net/archives/2026/07/07/235638)。今回の会場では[LT だけ銅鑼が用意されていて、超過するとドラが鳴るルール](https://www.youtube.com/watch?v=Lcj0cnshO_o&t=2670s)だった。
